診察内容

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診療内容

当院では十分な診療経験をもつ、日本内科学会認定医、日本脳神経外科学会専門医、日本外科学会認定医を配し、的確な診断と治療を心がけております。

診療・治療方針

治療にあたっては病態の把握、診断が最も重要です。自覚症状への問診、診察のほか、脊髄造影、神経根造影、MRI、多チャンネルCT、筋電図、無線筋電計、重心動揺計などの最新の多角的副診断方法を用い、科学的に病態を把握し治療を行います。開業医の先生からの紹介状はたいへん参考になります。

手術治療が必要になった際には、医師、看護師、理学療法士、薬剤師などのパラメディカルを含めた症例カンファレンスを行い、最良の手術方法を検討いたします。また手術治療において、リハビリテーションは手術治療と表裏一体でありとても大切です。術後も医師、看護師、理学療法士間で綿密に連携を取り、的確なリハビリテーション治療を選択し、症状が安定するまで治療を継続していきます。

一般内科

高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、痛風などいわゆる生活習慣病といわれる疾病の管理は脳卒中、心筋梗塞をはじめ今や癌、認知症の発症にも関係があるといわれています。
検査をした上で食事や生活習慣の改善、お薬が必要な場合はその適切な管理が重要です。

消化器内科

胸焼け、胃もたれ、腹痛、便秘症などは普段の生活の中でよくみられがちな症状でありますが、消化器官の何らかの不具合があるためにおこっているものです。消化管が正常に機能していない場合は栄養素の消化・吸収が不良となり様々な病気の発症にも関係してきます。近年、胃癌や大腸癌が増加傾向にあり早期の発見・治療が重要となっています。
また胃潰瘍・胃癌の発症にピロリ菌感染の関連が指摘されており除菌によりそのリスクを軽減することが可能となってきました。
当院は積極的に胃・大腸内視鏡検査、ピロリ菌検査・除薗治療を行っており早期発見・早期治療に努めています。

「胃・大腸内視鏡検査」について

「ピロリ菌検査」について

心療内科

不眠、うつ病、パニック障害など日常生活のなかでのストレスが大きく関係する問題か増えています。これらに対してはお薬が奏効する場合がありますが、多くの場合個々の食生活の問題、栄養素の不足が大きく関係しているといわれています。栄養素の不足がある場合、お薬も効果的に働きません。
当院ではお薬の処方のみではなく血液検査による栄養素の不 足を把握して食生活改善のアドバイスやサプリメント処方など栄養療法(オーソモレキュラー療法)を行っております。

「栄養療法」について

脳神経外科

頭痛、しびれ、麻痺などは脳・脊髄神経系の問題としてみられる症状です。 最も注意を要するものは脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)で、病態の進行によってはしびれや麻痺が後遺症として残ってしまうものや重篤なものでは死にいたる危険性もあります。早期の診断と治療が重要です。
当院では診察にて詳しい検査の必要性が認められた場合はすみやかに提携施設(町立三春病院、星総合病院、総合南東北病院など)でCT、MRIを受けて頂いております。

頭痛について

頭痛は様々な要因で起こりますが、お薬などで治療、経過をみてよいもの(一次性頭痛)と入院精査・加療を要するもの(二次性頭痛)とを見極め(鑑別し)なければなりません。

緊急性を要するものは二次性頭痛であり、中でも最も怖いのがくも膜下出血です。これは脳内の血管(動脈)に瘤が存在しそれが破裂しておこるものでこれまで経験したことのないような突然の激しい痛みで発症することが多いですが、まれに軽度の痛みでの発症もあります。

一次性頭痛の多くは肩こり・後頚部の筋肉の緊張が高まって起こる緊張型頭痛です。これは頚椎の形態、日常での姿勢の要因にストレス・寝不足などが重なり症状の増悪がみられることがあります。血管の収縮・拡張に伴っておこり拍動性の痛みを発する血管性頭痛(片頭痛)は典型的な場合、目の症状(眩しい感じ、視野の中にギザギザしたものが見えるなど)から始まりその後にズキンズキンとした激しい痛みとして出現します。これまでの経験から頭痛のコントロールの不良な方は、この緊張型頭痛と血管性頭痛(片頭痛)の双方の要素を持っており、緊張型の要素(特に後頚部の筋緊張が高まる)が強くなると血管性頭痛へ移行してしまうことが多いようです。ですから日ごろから緊張型頭痛の要因である肩こり・後頚部の筋緊張を緩和させるような対処が必要なのです。

一次性頭痛

  • 緊張型頭痛
  • 血管性頭痛(片頭痛)
  • 群発頭痛

二次性頭痛
入院加療が必要

  • 外科的処置:くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫 など
  • 内科的処置:髄膜炎 など

一次性頭痛のタイプ分け

  片頭痛 緊張型頭痛 群発頭痛
割合 8.4% 22% 0.01%
男女比 1:3.6 4:6 3~4:1
周期性 月経と関連 目立たない 日周性、年周性
頻度 数回/年~1/週 様々 1/2日~8日
持続時間 4~72時間 反復性 30分~7日
慢性 3か月以上にわたり15日/月
15~180分
偏在性 60%が一側 両側性(片側が1/3) 厳密に一側
部位 前・側頭部~片側 後頭部、ハチマキ様 眼窩部、側頭部
頭痛の症状 拍動性(典型) 圧迫または締め付け感 焼け火箸でえぐられる様
動作の影響 支障が大きい 影響が少ない 支障がある
発作中の態度 暗い静かな環境で安静 目立った変化なし 不穏、歩き回るなど
随伴症状 悪心、嘔吐、前兆 肩こり、めまい感 結膜充血、流涙、鼻水
誘因 月経、肩こり、光、不眠 精神的・身体的ストレス アルコールなど
家族暦 片親が十で子孫50% 多少 5%
国際頭痛分類第2版(ICHD・Ⅱ)より 一部改変

頭痛、しびれなどの症状の患者様に詳しい検査の必要性が認められた場合はすみやかに提携施設(町立三春病院、星総合病院、総合南東北病院、太田西ノ内病院など)でCT、MRIを受けて頂き引き続き当院医師の診察または紹介をさせて頂いております。

当院では器質的に異常を認めずコントロール不良の頭痛に対して頭鍼治療を行っております。
詳しくはスタッフにお尋ねください。

在宅診療・訪問介護

当院では24時間在宅支援診療所として通院困難な長期臥床の患者さまやターミナルケアの必要な患者さまの在宅診療・訪問看護を行っております。

痛み・しびれ・麻痺の治療

頭痛、頚部痛、腰痛、しびれ、顔面の麻痺など様々な症状に対して当院では頭鍼治療(山元式新頭鍼治療)を行っております。

「頭鍼治療(山元式新頭鍼治療)」について